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ピッチャーに筋肉はいらない?球速アップに必要な筋肉とおすすめ筋トレメニューを紹介

ピッチャーに筋肉はいらないって聞くけどどうなの?必要ならどの筋肉が必要なのかと筋トレメニューを教えてほしい。

このようなお悩みを解決します。

最近は大谷選手やダルビッシュ選手などウエイトトレーニングをしっかりやるピッチャーが増えてきました。

そのことから筋トレすべきという意見が多くなった一方で、ピッチャーは筋肉はいらないという意見もたまに見かけます。

そこで気になるのが、結局ピッチャーに筋肉って必要なの?ですよね。

結論から言うとピッチャーも筋トレをして筋肉をつけるべきです。

本記事では、ピッチャーも筋肉が必要な理由に加えて、どの筋肉をどんなメニューで鍛えるべきかを紹介します。

もっといいピッチングがしたい方で筋トレをすべきか迷っている方は参考にしてみてください。

本記事の内容

  • ピッチャーに筋肉が必要な理由
  • ピッチャーが鍛えるべき筋肉
  • ジムでのおすすめ筋トレメニュー
  • 自宅でのおすすめ筋トレメニュー

この記事を書いた人

野球歴は小4~大学4年の13年。現役時代は知識がなくガリガリでしたが、現在は正しい栄養学を身に着けたことにより、当時から+12kgに成功

見た目も筋肉質になれました。この経験から、体作りに関する正しい情報を伝えます。

ピッチャーに筋肉は必要ないのか?

結論、強い球や速い球を投げたいなら筋肉はあった方がいいです。

当たり前ですが、筋肉が多いとそれだけ発揮できるパワーが上がります。

じゃあなんで「ピッチャーは筋肉がいらない」と議論があるの?

その理由は以下の2つです。

  1. 投球動作の邪魔になるから
  2. 筋トレ以外にも球速を伸ばす方法があるから

投球動作の邪魔になるから

ピッチャーの投球動作に関係が少ない、もしくは動作の邪魔になる筋肉は存在します。

例えば、よく言われるのが大胸筋。たしかに胸が大きいと腕を振る邪魔になります。

ですが、それはボディビルダー並みの大胸筋の場合です。

このクラスの胸筋は筋肉が付きやすい才能があり、なおかつ5年、10年と本気でトレーニングに向き合っている人だけが手に入れらます。

正直、まだトレーニングにそこまで取り組んでいないプレーヤーが心配することではありません。

逆に背筋ばかり鍛えて、胸筋を全く鍛えないでいると体の前後のバランスが悪くなり力を発揮できません。

このことから、鍛えない方がいいという筋肉はなく全身バランスよく鍛えることが正解といえます。

筋トレにも球速を伸ばす方法があるから

ピッチャーの球速を上げる要素は、以下のようにトレーニングで筋肉を増やすことだけではありません。

  • 柔軟性向上
  • フォーム改善

特にフォームは、自分に合ったものに改善するだけで球速が伸びたりもします。

逆に筋力をつけてもそれを発揮できるフォームが身についていないと、球速は伸びません。

筋トレをやれば必ずしも球速アップする訳ではないことから、「筋肉がはいらない」という議論があがっているとも考えられます。

ただ、上記に関していえば筋力の問題ではなく正しいフォームが身についていないことが問題なのです。

実際に大学での研究でも、球速と筋力には関係があるという結果が出ています。

このことから筋力を伸ばすことでより強い球を投げるのは間違いないでしょう。

ピッチャーに必要な筋肉

まず結論ですが、全身を鍛えましょう。

ピッチャーは投球時に全身の筋肉を使い、ボールを制球するための微妙な調整を行います。

そのため、ピッチャーには全身の筋肉が均等にバランスよく発達していることが求められます。

その中でも、球速が速い投手は、

  • 肩甲骨周りの筋肉
  • 広背筋
  • 大腿四頭筋
  • ハムストリングス

これらの筋肉が発達している傾向にあります。

全身を鍛えつつ、上記の筋肉を意識してトレーニングすることで、投球パフォーマンスを向上させることができます。

上記の筋肉を重点的に鍛えつつ、他もちゃんと鍛えるようにしましょう。

球速アップのためのピッチャーの筋トレメニュー【ジム編】

ジムで行う球速アップのためのピッチャーの筋トレメニューは以下のとおり。

  1. スクワット
  2. デッドリフト
  3. ベンチプレス
  4. フロントランジ
  5. サイドランジ

それぞれ紹介します。

スクワット

スクワットは、バッティングに必要な下半身の筋肉を鍛えるトレーニング方法です。

重たいバーベルを担いで行うトレーニングなので、下半身だけでなく腹筋や背筋などの体幹も鍛えることができます。

主に大腿四頭筋と大殿筋を鍛えることができます。

デッドリフト

デッドリフトは、床に置いたバーベルを持ち上げるトレーニング方法です。

下半身の筋肉だけでなく、背筋や腹筋も鍛えることができます。

パワーを生み出す背面全体を鍛えられる種目なので、球速アップに効果的です!

ベンチプレス

ベンチプレスは胸筋と上腕三頭筋を鍛えるトレーニング。

胸筋を鍛えることで胸骨を占める動きが強くなり、上半身の回転力が高まります。

また、上腕三頭筋(二の腕)を鍛えることでひじの伸展力が高まるので、より強い腕の振りができます。

ランジ

ランジは、大腿四頭筋やハムストリングスを中心として鍛えることができます。

前に足を踏み出すフロントランジと、横に足を踏み出すサイドランジの2種類がありますが、どちらも行いましょう。

野球には前後に踏み出す動きだけでなく、体重移動で横に踏み出す動きもあります。

ランジに取り組むことで、ピッチングの動きに合わせた下半身強化ができるのでオススメ種目です。

自宅でもできる!ピッチャーにおすすめ自重トレーニング

家でもできるピッチャー向けトレーニングは以下のとおり。

  • 腕立て伏せ
  • ツイストクランチ
  • ウォーキングランジ

それぞれ紹介します。

腕立て伏せ

大胸筋と上腕三頭筋を鍛えることができる腕立て伏せ。

手幅を変えて行うことで効く部位が変わってきます。

例えば、手幅を狭くすることで腕の振りを強くしてくれる上腕三頭筋をメインで鍛えれます。

手幅を狭い、肩幅程度、広めの3つでやると効果的です。

ツイストクランチ

ツイストクランチは、通常の腹筋にひねりを加えたトレーニングです。

上体を左右に振ることで、腹直筋と腹斜筋を鍛えることができます。

野球は回転動作(ひねる動作)が多いので、通常の腹筋よりもひねった方がより実践に近い動きになります。

ウォーキングランジ

ランジは、大腿四頭筋やハムストリングスを中心として鍛えることができます。

前に足を踏み出しながら進むウォーキングランジで下半身を強化しましょう。

筋トレと一緒にストレッチをしよう

ピッチャーが速いボールを投げるための要素の1つに柔軟性があります。

筋トレだけしてそのままにしていると、可動域が変わる可能性があるため、筋トレ前後にしっかりストレッチを入れましょう。

ストレッチ方法は上記の動画を参考にしてください。

球速アップを目指すピッチャーは食事も大事

筋肉をつけるには栄養バランスのいい食事を取る必要があります。

トレーニングをすれば、筋肉はつくと思いがちですが、実はトレーニングと同じかそれ以上にトレーニングが大事です。

フィットネス業界では、食事:トレーニング=8:2の割合で重要ともいわれています。

つまりどれだけ筋トレを頑張っても何も考えず食事を取っていると、結果はついてきません。

本気で体を強くして活躍したいと思う方は以下の記事を参考にしてみてください。

アスリートのための食事のすべてをまとめました。

野球選手が体を大きくするための食事法!【栄養バランスやオススメ食材も紹介】

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上記の記事で紹介している内容でぼくは体重+12kgに成功しています。パワーをもっとつけたい方は一読の価値ありですよ。

まとめ

ピッチャーがより強い球を投げるためには、特に以下の筋肉を鍛えるのが効果的です。

  • 肩甲骨周りの筋肉
  • 広背筋
  • 大腿四頭筋
  • ハムストリングス

ピッチャーにいらない筋肉はなく、全身バランスよく鍛えることでパフォーマンスは上がります。

上記の筋肉を鍛えるには、以下の種目がオススメ。

  1. スクワット
  2. デッドリフト
  3. ベンチプレス
  4. フロントランジ
  5. サイドランジ

これらの筋トレを取り入れてピッチングパフォーマンスを上げていきましょう!

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