「具体的な手入れ方法」が知りたいです。
あと、「頻度」も知りたいです。やっぱり毎日やるべきでしょうか?
このようなお悩みを解決します。
本記事では、「グローブを良い状態で長持ちさせる正しい手入れ方法」を解説していきます。
大切なグローブをしっかり手入れしようと考えている方は、本記事の内容を参考にしてみてください。
※既に何度かグローブの手入れを行ったことがある方も、間違った方法を実践している可能性があります。
最後まで目を通して見て、正しいグローブの手入れ方法を確認してみてください。
この記事を書いた人
グローブの良い状態を保つのに欠かせない正しい手入れ方法を解説していきます。
そもそもなぜ手入れをするのか?【オイルを塗る効果について】
「グローブは使ったら、ちゃんとオイルを塗って手入れをするべき」ということを知っている人は多いと思います。
が、「なぜオイルを塗る必要があるのか?」の理由はイマイチ理解していない方も多いでしょう。
ここを理解しておくと正しい手入れ方法も簡単に身に付けられるので確認していきましょう。
グローブの手入れでオイルを塗る効果は以下のとおりです。
- 良い状態を長く保てる
- 捕球力(グリップ力)が上がる
それぞれ紹介していきます。
良い状態を長く保てる
グローブは定期的な手入れでオイルを塗らないと、油分が抜けてカサカサの状態になります。
その状態になると「ひび割れ」が起き、革が破れたり、紐が切れたりということの原因となってしまいます。
そのため、グローブに油分を含ませるためにオイル塗る必要があるのです。
適度に油分を含んだグローブは、頑丈さを保つので長持ちします。
日々の手入れをしっかりすることで、故障による頻繁な買い替えが不要になり、節約にも繋がるという訳なのです。
捕球力(グリップ力)が上がる
手入れでオイルを塗ることには、革の良い状態を保つこと以外にも効果があります。
多くのオイルには、革をしっとりと仕上げて吸着性を高める効果があります。
イメージしていただくと分かりますが、グローブの表面が「カサカサ」と「モチモチ」ではどちらがボールをしっかり捕球できると思いますか?
たぶん多くの方が後者の「モチモチ」がしっかり捕球できると想像していただけたでしょう。
つまり、オイルをしっかり塗ることでより確実な捕球が期待できる訳ですね。
グローブの手入れに必要な道具は?
グローブの手入れ方法を解説する前に、どんな道具が必要なのかを紹介していきます。
手入れ道具は以下の3つ。
- オイル
- ブラシ
- タオル
➀オイル
グローブの手入れで欠かせないのがオイルです。
ただ、一口にオイルと言っても用途別にかなりの種類があります。
- レザーローション:汚れ落とし・ツヤだし
- レザークリーナー:汚れ落とし
- ムースクリーナー:汚れ落とし
- 保革オイル:保革
- 軟化オイル:軟化
- マルチオイル:汚れ落とし・ツヤ出し・保革
それぞれの効能の説明は以下のとおり。
用途 | 特徴 |
---|---|
保革 | ひび割れ防止。固形タイプが多いが、ジェルタイプもある。 |
軟化 | 硬いグローブを柔らかくする。新品のグローブに使う。 |
ツヤ出し | 革に光沢を出す。 |
汚れ落とし | グローブに付着した砂やほこり等の汚れを落とす。 |
マルチタイプ | 上記効能が1つに入ったまとまったもの。化粧品でもよく見受けられるオールインワンタイプ。 |
上記のように色々ありますが、基本の手入れで必要なのは、「汚れ落とし」と「保革」と「ツヤ出し」です。
理想は「汚れ落とし」と「保革」に特化したオイルをそれぞれ購入することですが、初めての手入れならマルチタイプでもOK!
なので、最初に揃えるべきオイルは、
・保革オイル
もしくは、
・マルチオイル
ということになりますね。
慣れてきてより良い状態を求めるようになれば、オイルの使い分けをするのがオススメです。
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➁ブラシ
ブラシはオイルを使用する前に、グローブに付いた砂やほこりを落とすことに使います。
いきなりオイルを塗ると、汚れをオイルで伸ばすことになり時間がかかります。
最初におおまかにブラシで汚れ落としをしておくことで、「時間短縮」と「オイルの節約」に繋がるので1つ持っておくのがいいでしょう。
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➂タオル
オイルを伸ばすときに使います。
家にある使い古したもので大丈夫です。
手入れ用に1つ準備しておきましょう。
グローブの手入れ方法【正しい手順を紹介】
グローブの正しい手入れ方法は以下の手順です。
グローブの手入れ手順
- ブラシで汚れを落とす
- レザークリーナーorレザーローションをタオルに付け拭く
- 保革オイルを薄く伸ばす
- 風通しの良い場所で乾かす
step
1ブラシで汚れを落とす
オイルで汚れ落としをする前に、ブラシでグローブに付いた砂やほこりを落とします。
いきなりオイルを塗ると、汚れをオイルで伸ばすことになり時間がかかることになるので。
最初におおまかにブラシで汚れ落としをしておくことで、時間短縮とオイルの節約になる大事な行程です。
step
2汚れ落とし用オイルをタオルに付け拭く
汚れ落としの効果が高い「レザークリーナー」か「レザーローション」をタオルに付け拭いていきます。
捕球面はボールをキャッチする場所なので、特に汚れが付きやすいです。
汚れがひどい場合は念入りに拭きましょう。
また、背面もゴロを捕球する際に地面に付けることが多く汚れやすいポイントです。
必要に応じてしっかり拭きあげましょう。
step
3保革オイルを薄く伸ばす
グローブ全体の汚れが落ちたら、最後に保革オイルを塗って油分を与えます。
これにより革がベストな状態を保つことができ、革の破れや紐が切れることの原因である「ひび割れ」が起きません。
また、保革オイルに含まれているグリップ力により、捕球力が高まります。
捕球面にはしっかり塗り、それ以外には薄く伸ばすイメージで塗りましょう。
タオルで塗っても良いですが、薄く伸ばすには手で塗る方が均等に伸ばせますよ。
step
4風通しの良い場所で乾かす
保革オイルを塗り終えたら、風通しの良い場所で保管しておきましょう。
直射日光は色落ちの原因になるので厳禁です。
日陰に置いていおくのがいいでしょう。
グローブの手入れは化粧を落とす洗顔と同じイメージ
➀お化粧を落とす際、まずはメイク落としで化粧を落とします。
→グローブだとブラシでの汚れ落とし
➁そのあと洗顔料で綺麗に顔を綺麗に洗います。
→グローブをレザークリーナーで綺麗に拭く
➂洗顔後は乾燥しやすいです。保湿に化粧水やクリームを塗ります。
→保革オイルでグローブに油分を与える
マルチオイルを使用する場合
マルチオイルを使用する方は、「ステップ3」の作業が必要なくなります。
というのもマルチオイルには、汚れ落としと保革の両方の効果があるからです。
なので手順は、以下のようになります。
- ブラシで大まかに汚れを落とす
- マルチオイルをタオルに取り拭く
- 風通しの良い場所で乾かす
1つ手順が減るので簡単ですし、所要時間も短くなります。
まだグローブの手入れに慣れていない初心者の方は、マルチオイルで手入れをする習慣を付けてください。
ただ、汚れの落ち具合や保革の効果は、特化したものよりも低いです。
手入れに慣れてくる頃には、グローブに年季が入ってくるので使い分けをするといいでしょう。
グローブを手入れする頻度は?
グローブを手入れする頻度は、行程によって以下のように違ってきます。
- ブラシでの汚れ落とし:使用後は毎回
- オイルでの汚れ落とし:汚れてきたら
- オイルでの保革:乾いてきたら
上記を詳しく説明します。
ブラシでの汚れ落とし
ブラシによる汚れ落としは毎回やりましょう。全体的に軽くかけるだけでも大丈夫です。
オイルでの汚れ落とし
毎日塗るのはNGです。
オイルを塗りこむと革は吸収し、数グラムだけ重くなります。
たった数グラム重くなったところで違いには気づきませんが、毎日塗ると徐々に重みを感じるようになります。
なので、汚れが目立ってきた時に使うくらいがいいでしょう。
グランド状況や守備位置によって汚れやすさは変わりますが、
週1~2回の使用なら月に1~2回
上記を目安に手入れをするのがいいでしょう。
飛び込んだり、タッチプレーで砂まみれになった場合は、部分的に汚れ落としをしてもOKです。
オイルでの保革
基本的に考え方はオイルでの汚れ落としと同じです。
オイルの塗り過ぎは重くなる原因なので乾いてきたタイミングで保革するのがいいでしょう。
気を付けたいのが、グローブの面によって乾きやすさが違うことです。
捕球面は回転してくるボールを受け止めているので、乾きやすいです。
一方、背面はボールに触れることはほぼないため、捕球面よりは乾きにくくなっています。
保革オイルを塗るタイミングは、触った時にカサカサしている時です。(もしくはモチモチしていない時)
捕球面を塗るついでに、まだ乾いていない背面も塗るということはしない方がいいでしょう。
グローブの手入れ方法まとめ
グローブの手入れ方法は以下の手順でした。
グローブの手入れ手順
- ブラシで汚れを落とす
- レザークリーナーorレザーローションをタオルに付け拭く
- 保革オイルを薄く伸ばす
- 風通しの良い場所で乾かす
グローブも人の肌と同じで綺麗にした後の保革(保湿)が大事です。
グローブを正しい手順で手入れすることで、良い状態で長く使えます。
長く使うほど手にフィットし使いやすくなりますし、買い替え不要なので経済的です。
また、グリップ力が高まり、より確実な捕球ができます。
ぜひ、大切なグローブを正しい方法で手入れしてみましょう。
まだ手入れ道具を持っていない方は、参考に読んでみてください。
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